
BLOG



コロナ以来、私の行動半径も劇的に変わり、コロナ当初はマスクして恐々散歩。誰かが歩道の反対側から来るのを察知すると、お互いすれ違わないように、道の反対側に渡ったり、車道に出たりして近くですれ違わないようにしていた。これは、昔のアメリカの常識から言うと、対向者をあからさまに避けるような行動で、昔なら失礼なことだったのだが、コロナで一変。相手のことを考慮する「思いやりのある」行動へと変化した(笑)。
そしてコロナに少し慣れてくると、じゃあ一体どうやって運動したらいいんだと言う疑問が大多数の人に生じて、私もその一人。結局、アウトドアーで、かつ人との接触の無いテニスと言うことに落ち着いた。幸いアメリカは、そしてロサンゼルスは、公園にコートがいくつもあり、無料だったり、多少のお金を払えば予約できり、と簡単にスポーツができる。これはアメリカの素晴らしさと思う。普段はアメリカの欠如している点をブーブー言っているけれど(笑)。勿論人口がとてつもなく多い東京の状況と同じに比較はできないけれど、テニス一つするのにも、テニスクラブに所属したり、予約をかなり前から競争で入れたりしなきゃいけない東京よりは、遥かに恵まれた環境だと思う。
と言うわけで、テニスを始めて早2年。努力の甲斐あって、そこそこに打てるようになり、すると今度は、もっと上手くなりたいと欲が出てくる。漫画の「吹き出し」のように、自分の描くイメージの「吹き出し」の中では、プロのテニスプレーヤーのフェデラーか、セリナか(彼女はあまりに大きくてちょっと怖いが)、はたまた大坂なおみか、などと夢描いていて、でも、自分のビデオを撮ってみれば、無茶苦茶なプレーをしているのを嫌と言うほど思い知らされ。
これは、映画、エンタメの世界に入った当初に、「アカデミー賞映画の仕事するんだあ〜!」と自分の「吹き出し」の中で大きな夢描きながら、余り売れない駄作映画をしていた頃と良く似ているなあ〜と笑った。
それでも、夢を描くことは決して無駄ではなく、仕事では、アカデミー美術賞取ったようなものもできたのだから、テニスだって、いつかはそこそこに上手く、強くなれると信じて、今日もまた炎天下、日焼けで真っ黒になりながらテニスをしている。
