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世界中がコロナウィルスに巻き込まれ、アメリカもこの1週間でパニックレベルが上がり、学校は閉鎖、会社は大多数が自宅で仕事、株は暴落。大統領のリーダーシップの欠如と先行きの解らない不安でみんなが疑心暗鬼しているという、まさにB級サイファイ映画さながらの様相を呈してきた。こんな中、私のテレビ新番組も、あと2週間で撮影開始というところで、先週の木曜の午後6時過ぎに突如撮影延期の決断が下され、「明日の金曜日で全員解雇」という連絡が入った。その前の週は「誰それの映画の仕事、テレビの仕事がキャンセルされた」と言った話が相次ぎ、でも自分たちは問題なく続行できるだろうと誰しもが思っていたので、これにはびっくり。もっとも、一つの仕事が終われば「失業」となるこのエンタメビジネスなので、「じゃあ、明日でおしまい」と突如言われても、天地がひっくり返るほどの驚きではないことも事実。

 

私はと言えば、正直、「シメシメ、これは山と溜まっていた雑用のかた付けができるいいチャンス!」とちょっと喜んだ。が、意外にも、「またプロジェクトが再開した時に備えて、残りのデザインの目鼻を付けといて欲しい」と言われて、もう1週間自宅から仕事をすることとなった。これも正直なありがたいことだな。でも家の片つけは1週間先延ばし。

 

という訳で、一人で家で仕事しているのだが、Art Departmentの他の仲間達と一緒の部屋で仕事するのとは大分違う。私はやっぱり人が周りにいて雑談もできて、という環境が好きだし、仕事の励みにもなる。一人でいると、どうしてもどこかで気が抜ける。

 

と思っていたら、普段はお互い仕事に忙しくてなかなか電話もメールもできなかった友達4人もから、予想外の電話あり。要するに、彼らもレイオフされたので、時間があり、ならば暫く振りで友達に電話しようと思ったそう。私は、「うん、私も来週そうしようと思ってた、アハハ!」と話した。久し振りで友達の声を聞き、近況を分かち合えたのもコロナウィルスのお陰?

 

コロナウィルスの「お陰」といえばもう一つは、周りの誰もが清潔にすることに関して少しマシになったということ。そもそもアメリカは土足でヅカヅカ家に入り込むカルチャーだから、「きったねえな〜!」とはいつも思っていたのだけれど、ここへ来て、大多数の人が一生懸命手を洗ったり、ジェルで手を消毒したりしているのを見るようになって、ちょっと嬉しい。もっとも、マスクをする人は未だにほとんど見かけない。

 

こんな状況なので、この先毎日情報がコロコロ変わるけれど、腰をすえて慌てずに生き抜こうと思う。皆さんもどうぞお大事に!